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吟醸の火入れ

1月 27日 天寿出荷口

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天寿酒蔵を見学された方は、お分かりでしょうが蔵内の下を千砂利川が流れております。

その右手には出荷口があり、トラックに商品を積んでいるところです。

Dscn4267_2 フォークリフトを自在に操り作業をしている土田さんです。

音が静かで排気ガスの発生しないこのフォークリフトは、エコな機械で最新式の物と思いきや、年に一度の点検をもう27回も受けている長寿機械でした。

Dscn4309点検を受けた証のシールで、点検の回数を知ることができます。

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Dscn4311丁度、トヨタから点検にきていた方を見つけて記念に写真を撮らせていただきました。社長がトヨタの方に向かって、『日本で一番長く使ったフォークリフトにしよう』と話し『はい、頑張ります』との会話がありました。

社長曰く、何も節約だけで長く使おうと思っているのではなく、座席があり排気ガスもでなく、蔵の中には坂もあるので安定感のあるこのフォークリフトはわが社には最適だからなのです。

このフォークリフトの仕組みというか、エネルギー源は何かと尋ねたところ、バッテリーであり使用時間にもよるけれども、1日使用したら使用しない夜間にバッテリーを充電し翌日また通常稼動させることができる。天寿さんですと、屋内で使用しているのでこんなに長くお使いいただいてますが、これが野外で使用すると雨や雪にさらされるのでこんなに長くは持ちません。とのお話でした。

何でも大事にする社長の心意気を見て、酒造りを見るといたるところに天寿で生まれたお酒が、お客様のお手元に運ばれるまでの気遣いがあります。

今回は、火入れ作業をご紹介させていただきます。

Dscn4306 火落菌という菌がお酒に増殖すると、白濁、酸の生成、特異臭といった現象が起こり、飲めなくなります。

それを防ぐための火入れ作業なのですが、お酒はデリケートなもので移動したりたくさんの空気に触れたりすると、風味を逃しかねません。そのため、あらかじめビン詰めしそのまま湯煎に掛けて火入れ作業とします。

火入れ作業をするとお燗したお酒が膨張します。それを栓をきっちりしたままですと膨張した力で栓が緩みそこから外気が入り込むと同時に菌が繁殖したりする原因となりかねません。

そういったトラブルをなくすためにも、湯煎状態ではフタを上げて置くだけです。その後、しっかりと栓をし次工程へ流れて行きます。

この作業は、温められて膨らんだ状態を考慮しただけではなく、冷えた時にビンの隙間にある空気が圧縮されて真空の状態に近づきますのでお酒にとってより良い状態を築くことができるのです。

天寿のお酒を、おいしくいただいてくださいますように・・・

 

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137回目の造り

雪国である秋田も、地球温暖化の影響を受けお正月に積雪が無いこともしばしばです。今年は、例年になく早い降雪で12月の中旬に一週間降り続き積雪1m強となりましたが、その後3月のような気温の日があったりと、雪が消えては振り積もりと不安定な気象が続いております。

これを書いております1月20日は、まさに3月並みの気温で、雨が降っております。

外に出てみると、冬用防寒具が不釣合いな程の気温上昇で驚きました。さぞ蔵の中も温度調節で大変だろうと伺ったところ、断熱を施しているので蔵内の温度はこれくらいの気温差では影響されないとのことでした。

なるほど、蔵の中のほうがひんやりとした空気が漂っておりました。

Dscn4221今日は、純米吟醸:鳥海山の留掛の蒸米を造っているところでした。

留掛・・・?とは

仕込みは添え、仲、留め

三段階で麹、蒸し米、水を仕込みます。
添えの間を一日あけここを踊りと呼びます。

仲と留めを2日続けて仕込み、その留めの仕込みのときの掛け米を留掛と呼びます。

酒造りには、様々な専門用語が出てくるものだと勉強になりました。

ちなみに写真にある酒母麹、初麹、仲麹、留麹は、同じように作業順に麹を作るときの作業表示になります。酒母麹は、酒母(もと)に用いる麹のことです。それぞれ、仕込み時期に合わせて初麹になる分を蒸しあげる作業、仲麹になる分、留麹になる分と作業が分かれます。

酒造りのスケジュールを作るには、遡って計算し作業日を割り出すので手が空いたので今日はこの作業をするという単純なものではありません。

蔵人もそれぞれの持ち場はありますが、その作業に合わせて自分の持ち場の作業をし段取り良く動くことができるのも一人一人の能力が高いものと感じました。

杜氏が『何日の何時にはこれをやる。と、全体に声を掛けると自分の仕事のケリをつけ、その作業に全員が集まり作業ができるのは、蔵人のチームワークの良さに感謝するところだ』と言っていたのを思い出しました。

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蒸し機から出てきたのを受け取り、一定の量に計り台の上に置き手で均等にならします。その後、6.5℃の室温で保管し、2~3時間後は仕込みとなります。

 

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スタンスが変わりました

鳥海山の裾野に位置する秋田県由利本荘市矢島町の酒蔵。

2010.1.20 撮影

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天寿酒造の、社長の思いgood。酒造における蔵人の思いbottle。酒米生産者の思いriceball

などなどを代弁できたらという意気込みで、素人レポーターとして挑戦させていただきます。今後ともよろしくお願い致します m(_ _)m

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酒蔵開放ボランティアスタッフ募集のお知らせ

天寿酒造の蔵で開催されるイベントの中では、一番の集客を誇る酒蔵開放の日取りが決まりました。

平成22年 2月 13日(土)

時間は、10:00~15:00(最終受付)

昨年は、過去最多の1600名が入場され、たくさんのイベントを満喫していただいたようです。

今年もボランティアスタッフを募集しております。

ご参加いただける方は、下記へご連絡ください。

天寿酒造株式会社 TEL 0184-55-3165

Emeil:info@tenju.co.jp

締め切りは、1月31日です。

お友達を誘って楽しくボランティアスタッフしませんかup

酒蔵開放終了後は、天寿酒造従業員の方々との慰労会があり、おいしいお酒も盛りだくさんです。また、お酒が入ると饒舌になる蔵人もいて、とても楽しいひとときを過ごせますよbottle

昨年のボランティアスタッフの様子をご紹介させていただきます。

Dscn1442 スタッフの控え室でボランティアスタッフの証である青いハンテンをいただきます。

社長から諸々の注意点や昼食はカモ鍋やおにぎりがあることを教えていただきます。

それから、役割分担を確認してそれぞれの持ち場に向かいます。

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Dscn1445 持ち場に着いて、社員である担当責任者から、注意点やわからないことがあったら担当者まで尋ねてくださいとの指導で、安心してスタッフとしてお客様を迎える心準備ができます。

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接客に慣れている従業員の方から、懇切丁寧に説明を受けます。

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緊張を解きほぐす説明を受け、持ち場に入るとこんなステキな笑顔になりまして『お客さん、早く来て~~』とばかりに意気込んでおりましたscissors

Dscn1547 甘酒コーナーは、いつも人気の場所です。

お砂糖を使わない麹だけの甘さは身体に優しいおいしさです。

お客様に説明するには、自分もいただき味わってから売込みます。これが、功を奏し売れ行き順調note

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Dscn1550_2 毎年同じ場所を担当するボランティアスタッフもおり、お客さんと顔なじみになって

『今年も、来たよ~paper ねっちゃんの顔見たくてな~』

『あら~~それは、ありがとうございますhappy01

なんて会話が弾みます。ボランティアなのに毎年訪れてくれる方と絆ができるなんて、すばらしい事だと思いませんか?

こういうのは、社長ならではの考えがあり、矢島っ子の血が受け継がれているからなのでしょうね。

矢島には八朔祭りという400年以上続くお祭りがあります。その祭りは、若衆が参加して楽しく盛り上げております。祭りに参加しているのは42歳までとなっておりますので、引退後は楽しかった祭りの参加が懐かしくて、今参加している若衆をうらやましく見守ります。

そういう気持ちが持ち続けられているので、祭りは参加してこそ面白いという社長の理念の基、この酒蔵開放もボランティアスタッフとして参加できるからこそ面白いのだというのを感じていただきたいのだと言ってました。

色々な方とふれあうことにより、自分自身に元気が与えられます。

酒蔵開放のボランティアスタッフとして参加して、自分の中にある不景気風を飛ばしませんか~typhoonsprinkle

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謹賀新年

sun明けましておめでとうございますsun

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健やかなお正月をお過ごしの事とお慶び申し上げます。

年も明け、天寿酒造一大イベントの蔵開放まであとわずかです。

今年もおいしいお酒ができあがり、社長初め蔵人たちの笑顔が浮かんできます。

年越しは、本醸造「献寿盃」純金入をいただき、お正月は自分で贈った年末最終新鮮しぼり 年賀の新酒をいただき天寿のお酒で閉め、始まりも天寿というめでたさです。

L48  キラキラとしたお酒を眺めながら一年の思いをめぐらし、景気が落ち込み失業者が増えた暗い年でしたが、天寿酒造では明るいメジャーな話題が多かったと思います。これも、ひとえに酒造りは米作りからという気持ちを込めた酒造りの姿勢が多くの方の心に届き、メディアでも追随するように取り上げられたという経緯があるのではないかと自分の中で分析いたしました。

社長初め、杜氏、蔵人が、どうすればおいしいお酒ができるかを常に探求している姿は、いつなんどき蔵にうかがっても感じることですので、24時間そのことを考えている仕事人たちの集まりだからなのでしょう

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Hatusibori08l_000今年は、寅年ということで、寅のように走り猛スピードでこの不景気を抜け出してくれることを祈っております。

気持ちを明るくさせてくれるには、このお酒はぴったりのようで、贈った先でも大変慶ばれ、集まった親戚の中でもおいしいの連発で人気者でした。

みずひきで飾られた2本のお酒は、年末最終にしぼられたお酒で天寿の蔵で生まれたばかりのお酒をビンに詰めて蔵元から自宅まで直送していただくのです。

臨場感あふれる味を堪能できました。

「迎春」純米吟醸しぼりたて生酒は、すーーっとしみこむ旨さがあり後から爽やかさが追いかけてくる旨さでした。

「寿」本醸造しぼりたてにごり生酒は、にごり独特のまったりした感じが舌にやさしく絡みしっとり潤うような感触のお酒です。しぼりたて生酒のにごりファンが多いのは、このまったり感がいいのですよね。

肴は、秋田のおせちに欠かせないハタハタ寿司です。

Dscn4095 これは、親戚の自家製ハタハタ寿司です。

いい塩梅に発酵していて、麹の旨みとハタハタが酢になじんでいて噛むたびに酢と麹がバランスよくハタハタの旨みを引き立てます。

そこに「迎春」純米吟醸しぼりたて生酒をいただくと秋田の澄んだ空気を感じることができる新鮮さです。

これからもゾクゾクとしぼりたて生酒が登場しますので、秋田のハタハタ寿司と秋田の地酒の天寿を取り寄せて自宅で秋田を味わってみてはいかがでしょうかrvcardash

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