2月9日に行いました天寿蔵開放にはたくさんの皆様にお越しいただき盛況に終えることができました。ありがとうございました。
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7代目の現社長が就任して20年以上続けている蔵開放ですが、初めは天寿蔵開放が単独での開催でした。今では地域を巻き込み『やしま冬まつり』も行われており、駅前でも出店が並び広場には大きな雪山が作られてお子様が楽しんでおりました。
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天寿の蔵開放は、毎年多くの方が開蔵時間前から受付に並んでくださいますので、今年も15分ほど繰り上げての開始となりました。
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まずは、蔵案内から
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今年は製造工程順の説明です。
精米所ではお米が削られて小さくなった見本を見て皆さん驚いておりましたが、削られたコメの粉は一番外側はキノコの菌床になり、その次は家畜の飼料、そして白い部分はおせんべいになったりと捨てるところがない。との説明に納得でした。
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精米所を出て左手には雪室があります。
この中には昨日しぼられた酒タンクが雪の中で熟成を待ちます。約80日間の熟成を経て4月末には氷点熟成生酒が発売されます。
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洗米工程・・・ほとんどが自動洗米機で米を洗浄しますが、大吟醸クラスになると手での作業もあります。米の水分量を同量にするため秒単位で浸水、洗米することで安定した品質になることの説明をいたしました。
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蒸し米行程です。大きな蒸し窯がありこの中で米が蒸されて、麹になったり掛け米になったりと酒造り期間中はこの蒸し窯と蒸しあがった米を冷やす機械が休まず稼働します。
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蒸された米は麹になります。麹にするには温度湿度管理のされた麹室に入り-菌を掛け繁殖させます。いい麹は米の中まで菌が入り込みます。そうすることで長く糖が出続け酒の発酵に必要な良い麹にできあがります。
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酒母室・・・酒の酛になる酵母を加えて培養する工程
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醪室には衛生上の観点から入室できませんので、醪の味をみていただきました。
シュワシュワと酵母菌が元気なお酒を試飲することは珍しいので皆さん「おいしい~~」の歓声を挙げておりました。
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最終工程の槽場です。
先ほどの醪を機械で圧搾してお酒がしぼりだされてきます。
限定酒の「朝しぼり」はここで本日しぼられたお酒です。
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限定酒「朝しぼり生酒」と「スパークリング鳥海山生酒」にも長蛇の列ができてしまいました
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市販酒、試飲販売コーナー
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ご試飲いただき、好みのお酒を選んでいただけました。
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グッズ・甘酒・酒粕・福箱販売コーナーも大人気
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大吟醸ショット・お燗酒コーナー
ここでしか飲めない21年冷蔵熟成の「鳥海の雫」が大人気!
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寒かったのでお燗酒も人気でした!
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酒粕詰め放題コーナー
お母さんたちは、シャモジさばきが上手なので詰め方も大胆です
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餅つき・おしるこ販売はお子様たちやマダムたちに大人気!長蛇の列にならんで食べた感想は、「つきたてのお餅はすべすべでコシがあってとってもおいしかった」との感想をいただきました。
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毎年満員御礼の郷土芸能「猿倉人形」上演
ユーモアのある語り口に会場は笑いの渦に・・・
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地元出店も大賑わいでした。
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*秋田県立矢島高等学校・・・学生が商品開発した豆腐の味噌漬け「八塩山豆腐」の販売
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*道の駅「ねむの丘」地元で獲れた海産物
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*六三五(むさご)親鳥煮の販売
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*鳥海水産の鴨汁、おにぎり
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*ももや・・・地元鳥海産のそば粉を使った百宅そばなど
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*こまち・・・とんぶり入り塩辛など
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地元ならではの産品のほとんどが売切れとなる大繁盛でした。
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ご来蔵いただきました皆様、ありがとうございました。
お楽しみいただけましたでしょうか。
今後とも天寿のお酒をご愛顧くださいますようお願いいたします。
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